人生100年時代、歯科として考えることとは|インプラントなら岐阜の大口弘歯科クリニックへ

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人生100年時代、歯科として考えることとは

厚生労働省の発表によると、2017年の日本人の平均寿命は2017年時点で男性81.09歳、女性87.26歳です。平均寿命は不幸にして若くして亡くなられた方も含めての数字ですから、医学の発達にともなって延びている現在の寿命を考えると、人生100年時代は決して根拠のない話ではないと思います。

歯科医療人として「人生100年時代」を考えた時、歯はどれくらい持つのかなという素朴な疑問が沸き起こります。

歯の寿命とは

歯の寿命とは歯が抜けて機能しなくなること意味します。

歯が抜ける主な理由は、

① 歯周病で歯槽骨が溶けて(吸収して)歯を支えられなくなった

② 虫歯で歯が崩壊した(歯の形がなくなった)

③ 交通事故などの外傷性の力が加わり歯が抜けた、崩壊した

④ 歯(歯根)が割れた

になります。

①、②については80歳で20本の歯が残っている方も増えています。定期的な予防で大丈夫でしょう。

③については不可抗力の場合もありますが気をつけるしかありません。

考えなければならないのは④番です。

硬いイメージのある歯ですが割れることもあり、割れると抜かざる負えなくなります。

 

歯(歯根)が割れる理由とは

① 歯が弱っている
虫歯が大きいと詰め物も大きくなります。歯の大きさは虫歯になる前と同じ大きさですので、詰め物の分だけ自身の歯質が少なくなります。

そのため、歯が弱くなって割れやすくなります。

また、神経を取り除いた歯は歯髄からの栄養供給が絶たれるため、枯れた樹木のように弱っていきます。枝が折れやすいのと同じです。

同様に、歯の根っこの中も薄くなり割れやすくなります。

歯の根っこの治療は、傷んだ神経を取り除いた後の根管に薬を詰めます。薬を詰めるためには上部を大きく開窓して根管内の歯質を削ってスペースを確保する必要があります。

虫歯が大きくなって大きな被せ物になればなるほど歯質が少なくなり割れやすくなります。

 

で歯が弱くなっている。歯の治療などで歯質が少なくなっている。虫歯の処置で神経を抜いて歯質が弱くなっている…など、歯に問題があった場合、それが原因で歯が割れてしまうことがあります。

② 歯に強い力が恒常的に加わって割れる
食いしばりや歯ぎしりは無意識下(睡眠時)での習慣のため、力加減をコントロールしていません。自分の体重以上の力が加わることもざらにあります。これでは歯ももちません。

対策としては就寝時や運動時にはマウスピースを装着すると防止できます。

 

③ 部分入れ歯の着脱で歯が弱くなる

着脱時だけではなく食事中でも入れ歯が動くたびにバネをかけられた歯はバネで揺さぶられます。瓶の栓抜きのような感じで歯が揺さぶられる動きに耐えられなくなり歯が割れてしまいます。

④ 歯が抜けたまま放置したため、残った歯が過重負担となって耐えられなくなり割れる。

 

 

おわりに

歯が割れるのは女性よりも男性に多いのですが40歳以上になると増えてきます。男性の場合には噛む力が強いこととストレスが原因による歯ぎしりなどで歯が弱っていることもあるでしょう。

歯は硬いには難いのですが、口の中は結構過酷な条件です。

性別に関係なくできるだけ虫歯や歯周病にならないように定期予防と自助努力が重要になってくるでしょう。また、万が一歯を抜かなければならなくなった時の処置についても100年時代を考慮するのが良いでしょう。

 

大口 弘先生

大口式インプラント法開発者で大口弘歯科クリニックの院長大口弘です。 インプラント施術者として、30年あまりの経験から、大口式インプラント法を開発。手術での事故を起こしてしまった先生からの相談をされることも多くなっています。 現在、大口式インプラント法の普及に努め、インプラントでの事故の防止を支援しています。

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