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歯科最前線情報ブログ

歯科医がインプラントを進めるわけとは

歯が抜けた場合の治療法としてブリッジ、入れ歯、インプラントがあります。ブリッジは抜けた歯の隣の歯を支えとして橋渡しをした被せ物です。入れ歯も同様に隣の歯や抜けた歯の反対側(左の歯が抜けたのであれば右の歯)の歯を支えにして入れ歯を安定させる方法です。

言葉にするとわかりにくい部分もあるのであたらしく家を建てて引越しをしてくるたとえ話にしてみます。これは知合いの先生から聞いたお話ですがなるほどと思いましたのでご紹介させいただきます。

3つの選択肢と治療方法

3軒の家が建っていましたが、真ん中の家が老朽化で壊れてしまい建て直すことになりました。

抜けた歯を“老朽化して壊れた家”と例えています。なお、抜けた歯の部分には歯根がありませんの“基礎が無い”家とお考え下さい。

新しい家の構想には3つの選択肢がありました。もうお解りかもしれませんが3つの選択肢とはブリッジ、入れ歯、インプラントを例えています。

構想➀ ブリッジの場合

「あなたの家の外壁を剥がしてください。そして私の家の外壁とあなたの家の外壁を一緒にして私の家の支えとしてください。

 

 

構想② 入れ歯の場合

入れ歯の場合も隣の住民にお願いします。「私の家には基礎がないので家が傾かないようにあなたの家につっかえ棒を取付けさせてください。

 

 

構想③ インプラントの場合

しっかりした基礎を設けて元々と同じ大きさの家を建てますね。工事中は仮住まいの家を建てることもありますがご迷惑をお掛けすることはありませんので心配なさらないでくださいね。

この場合の仮住まいは「仮歯」の事です。歯が抜けた後の治療を“家”に例えたこの話は歯科医の自分にもわかりやすくて妙に納得してしまいました。

 

 

この話には続きがあって、つっかえ棒をされる家、この場合は歯ですが、抜けた歯と同じように年齢を経ていますので支えきれずに崩壊の運命をたどります。

治療によっては陥る“歯を失うスパイラル”

歯科医師はブリッジ、入れ歯の弊害を目の当たりにしています。

出来るだけ長もちさせるために定期検診やクリーニングをおすすめするのはそのためです。1本目の歯を失った時に、次は絶対に失わないと決意して歯磨きをしても数年後には、また歯が悪くなる経験をされた方が多いのは“家の例え話”で理解できますよね。

インプラントされた患者さんの多くがいう共通の言葉があります。

「最初の歯を失った時にインプラントを知っていれば」

現実にインプラントをされた方とブリッジ、入れ歯をされた方では残った歯が虫歯になるリスクに違いがあると思います。ブリッジの支えになった歯はエナメル質が削られて被せ物と歯の境目が虫歯になりやすくなります。

入れ歯のバネをかけられた歯は入れ歯が動くたびに栓抜きで抜かれるように歯が揺らされます。これは歯周病と同じ結果となりやがて歯は抜ける運命です。

歯を失う負のスパイラルとも言えます。

インプラントだけでなく、状況に応じた最善の治療プランをご提案

インプラント治療のメリットを知っている、インプラント治療を学んだ、習得した歯科医師はインプラントを進めているわけではありません。負のスパイラルに陥らないための方法として、歯が抜けた治療の選択肢としてインプラントに優位性があることをお伝えしているのです。

もちろん、インプラント最高の治療ではありません。環境や体質、服用している薬などが原因で不可能な方もいます。

その場合には状況に応じた最善の治療プランをご提案するようにしています。


大口弘先生

大口式インプラント法開発者で大口弘歯科クリニックの院長大口弘です。 インプラント施術者として、30年あまりの経験から、大口式インプラント法を開発。手術での事故を起こしてしまった先生からの相談をされることも多くなっています。 現在、大口式インプラント法の普及に努め、インプラントでの事故の防止を支援しています。

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