講演の依頼をいただいた国際口腔インプラント学会(IDIA:International Dental Implant Association)にて講演をいたしました。
IDIAはアランガーグ(Arun K. Garg)先生が会長を務めるアメリカに本部があるインプラント学会です。
名ばかりでない真に実力のあるインプラント医を育てるために設立した学会らしく、大会前日に行なわれたハンズオンセミナーでは高度な技術を習得すべくセッションごとにカタバー実習が行えるようになっていました。
ザイゴマインプラント実習コース
顎顔面矯正実習コース
GBR実習コース
ティッシュマネジメント実習コース
サイナス実習コース
多くの若手日本人歯科医師が技術の習得、スキルアップを目的として参加していました。
大会初日の講演
大会初日に講演を行いました。
「New concept of Implantdontic-Oguchi concept」と紹介され、骨を削らない大口式インプラント法について講演いたしました。
AGENDA(プログラム)が会場の所々に設置され8名の講師のうち唯一の日本人として誇りをもって講演してまいりました。
インプラントは欧米発祥の治療法ですが骨の太さや質(硬さなど)が欧米人に比較して華奢な日本人にはその治療法のままでは適さないことが多々あります。日本人の骨の特性や大口式インプラント法の開発秘話、苦労話などを交えて骨を削らないインプラント法のコンセプトを症例を交えながら講演いたしました。
表彰パーティー
IDIA会長であるガーグ先生が主催する表彰パーティーにも招待され出席いたしました。
パーティでいただいた講演表彰とともに記念撮影して諸外国の歯科医師との交流も深めることができました。
ガーグ会長より講演表彰を授与されました
諸外国の歯科医師との記念撮影
日本の若手歯科医師も多数参加しています。皆さん、勉強熱心な方でパーティ中も多くの質問をいただき将来が楽しみな方々です。
最後に
前回の台湾講演に続いて2度目の海外講演でしたが、医療に垣根がないことを実感いたしました。
常に新しい情報収集と技術の習得と反復、どこの国の歯科医師も超一流と言われる方は常に勉強されています。インプラントの聖地とも言えるアメリカ合衆国に日本発の歯科医療技術を紹介できたことを誇りに思います。
大会期間中にお世話になった方々に感謝を申し上げます。
事務局の通訳を担当されたブラッドさんです。
日本への留学経験もあり中日ドラゴンズのファンだそうです。
Thank you!!
ダイジェスト版動画
講演のダイジェスト版を作成しましたのでご興味のある方は是非ご視聴ください。