インプラント周囲炎になる理由とは|インプラントなら岐阜の大口弘歯科クリニックへ

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インプラント周囲炎になる理由とは

インプラント周囲炎とはインプラントの周囲の組織に炎症を伴う症状のことです。インプラント周囲組織炎とも言われます。

歯周病は歯の周囲の歯槽骨や歯ぐきに炎症が発生することです。インプラント周囲炎は歯周病と同じです。インプラントを入れているからインプラント周囲炎と呼びます。

歯周病の原因は細菌感染と外圧による過度な刺激です。インプラント周囲炎も同様に、細菌と過度な力が加わることで発生します。

インプラントだから特別、リスクが高くなるという事ではなく、細菌と力のコントロールさえしっかり行えばインプラント周囲炎になることはありません。すべての方が歯周病にならないのと同じです。

そのためにはインプラントのことを知っていただくことも大切です。

 

インプラント周囲組織とは

インプラントの周囲の組織は骨と粘膜(歯ぐき)です。

インプラント体にも色々な種類があり骨のみと接触するタイプ(ボーンレベルインプラント)、骨と粘膜の両方にに接触するタイプ(ティッシュレベルインプラント)があります。

 

ボーンレベル、ティッシュレベルインプラントとは

大雑把な解説になりますが、ボーンレベルインプラントは前歯などの審美領域に用います。咀嚼機能の回復が優先される臼歯(奥歯)にはティッシュレベルインプラントが使用されます。ただし、臼歯部でも審美的な要求を求められる場合にはボーンレベルインプラントを用いることもあります。

 

鏡面加工が施してある製品がティッシュレベルインプラントです。粘膜は鏡面部分に接触します。

鏡面加工部が全くない製品がボーンレベルインプラントです。左から5番目がボーンレベルインプラントです。

 

ボーンレベルインプラントの表面は骨との結合力をよくするために粗造になっています。左から5番目のインプラントの全体がグレーぽいのは、ブラスト処理や酸処理によって粗造にしているからです。

ボーンレベルインプラントの場合は骨の中にしっかりとうまっている間が外部に暴露されていないので全く問題ありません。ただし、骨が吸収して露出すると粗造面が汚染されます。汚染された部分を洗浄することは極めて困難です。

その点、鏡面加工は汚染されにくい為、感染にはある程度、強いと言えます。

ただし、ボーンレベルインプラントでもプラットフォームスイッチング法と言って、歯肉でシーリングして汚染されにくい工夫が施されているので、基本的には口腔内を清潔に保っていれば、心配することはありません。

定期的にクリーニングをお願いするのはそのためです。

 

その他、インプラントについて知っておいていただきたいことについて随時掲載させていただくようにいたします。お時間があるときにでもお読みいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

大口 弘先生

大口式インプラント法開発者で大口弘歯科クリニックの院長大口弘です。 インプラント施術者として、30年あまりの経験から、大口式インプラント法を開発。手術での事故を起こしてしまった先生からの相談をされることも多くなっています。 現在、大口式インプラント法の普及に努め、インプラントでの事故の防止を支援しています。

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