こんにちは
歯と歯がくっついている状態を見たことがありますか?稀に起こるものなのですが、隣同士の歯と歯がくっついて1本の歯の状態となったものを「癒合歯」と言います。今回はその癒合歯についてお話します。
癒合歯とは二つの歯が一つとなった状態のことを言います。多くは乳歯に見られるものなのですが永久歯にもみられることがあります。歯の形としては、くっついた境目がはっきりとしているものや、境目がなく一つの幅広い歯のものなどさまざまで、その結合状態によって癒着歯や融合歯などとも呼ばれたりします。
原因はいまだにはっきりと解明されていませんが、歯胚の時にくっついてしまい同時に萌出することで一つの歯となってしまうようです。これは遺伝などではなく、偶然おきてしまうものです。
癒合歯があると虫歯になりやすいと言われています。境目のある歯の場合、その境目にプラークが溜まってしまうため虫歯になりやすいです。その虫歯が神経まで到達してしまうと、複雑な形をした癒合歯は治療も困難となります。
乳歯が癒合歯の場合、永久歯が欠損の場合があります。これは歯胚が結合した際に永久歯の分が無くなってしまうことで永久歯が欠損となる場合があるのです。
癒合歯を見つけた場合、まずレントゲンを撮影し永久歯があるかどうか確認してもらいましょう。乳幼児のときにレントゲンを無理して撮影することはありませんので、生えかわりが開始する5~6歳ころに確認することをオススメします。
もし永久歯がない場合、歯列全体のバランスにも関わります。そのため、矯正やインプラントなどなんらかの処置が必要となりますので歯科医とよく相談して治療計画を立てましょう。
毎日、午前10時に更新しています。インプラントの疑問や矯正に関する悩み、他にも多くの動画を投稿していますので、ぜひご覧ください!
大口弘歯科クリニックでは若くてやる気のある歯科医師の方を求めています。
医院継承も含めたお付き合いのできる信頼関係を築ける方、エントリーをお待ちしております。
連絡先:058-264-4180(医療法人大徳会